ちょっといい話 全力プレー

あと1歩で届く夢が、最後の最後にするりと手の平からこぼれていった瞬間、一体どんな気持ちになるんでしょう。
夢を叶えるチャンスが何度もあるときでさえ、今回はかなり頑張ったからこれで十分満足と思ったとしても、逃した魚の大きさは強烈にひしひしと感じるものです。
ましてや、これが1回限りの最初で最後のチャンスとなれば…。

11月14日、京都府高校サッカーの決勝戦がありました。
4連覇を目指す橘高校と戦った公立の洛北高校は、前半リードされるも後半粘って残り3分で追いつき、延長戦も互角に戦い、そして最後のPK戦へ。

決める-外す-止める…の一進一退のPK戦は、まさに手に汗を握る展開となりました。
息詰まる攻防戦でした。
どちらの高校も死力を尽くして全力で勝利へと向かう姿は、力強く美しいものでした。
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そして決着がついたのはなんと9人目。
結果は…
勝利の女神は橘高校へ微笑み、洛北高校から夢がするりと落ちる…
一方は歓喜の涙、もう一方は悔しみの涙…

社会人になると、これが最初で最後のチャンスというシーンはなかなかないだけに、高校生たちの後がない真剣勝負に対する全力プレーは、忘れかけていた気持ちに火をつけてくれました。

まだまだやれる!
もっと頑張れる!

サブトレリーダーのうえしょー!
あなたの息子の全力プレーは、最高に、最高に格好良かった!
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