0722練習会報告2

自転車はまったく初めての高校生ダイ。
ひょんなことから花背峠のヒルクライムに挑戦することに。
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このコースは平均斜度約9%の坂が約6km続く、関西でも屈指の難コースです。
初心者は、あまりのきつさに必ず途中で2、3回は自転車から降りるくらいの激坂です。

そのコースに初挑戦です。
果たして走破できるか?
自転車から降りずにゴールできるか?

スタート前にさんざんみんなから言われて少々びびってます。
「ここは自分の根性を試すコースや!」
「上りきることに意義があるんや!」
「心が何度も折れそうになるぞ!」
と。
もはやオヤジたちは、励ますというよりは、かなりのいじりモードです(^^;)

そして9時スタート!
ダイは勢いよく飛び出しました。
もと高校球児の血が騒いだか!
「アホや」
と一同(^^;)

その5分後、松田選手がスタート。
すぐに追いつきました。
「おいおい!」

さらに5分後、鈴木選手と管理人Bがスタート。
これまた5分後に歩いているダイに追いつきました。
「ここで歩くかよー!」

そんなダイを後目に、一二三、鈴木、松田、木村、宿院が34分以内に次々とゴール。

ダイは?
45分経っても来ません。

みんな口々に、きっとどこかでへたりこんで、みんなが下りてくるのを待ってるんやで!
そうタカをくくって下りて行くと、5km地点で自転車を押しながらものすごい速さで上ってくるダイを発見。
聞くと4km地点でパンクして、そこから1kmも自転車を押しながら上ってきたとのこと。
いやー、見上げた根性だ!

「お疲れさん、じゃぁここで下りようか」と声をかけると、
「頂上まで行きます!」と即返答。
「大丈夫かー?」
「大丈夫です!」
自転車を入れ替え、最後の力を振り絞って上っていきました。
ゴールタイムは59分58秒。

さてこんな場合、自分だったらどうしただろう?
パンクした時点でみんなが下りてくるのを待っていたかもしれません。
合流した時点で一緒に下りたかもしれません。

彼は、そのどちらでもなく、若者の爽やかさと根性を見せてくれたのです。
年とともに忘れかけていた何かを思い出させてくれたような気がしました。
オヤジたちは、ちょっとした感動をもらい、ちょっとだけ日々頑張れる気になりました。
…と言ったら美談仕立て過ぎやけど(^^;)
でもとっても熱いものを感じました。

若いって実にいいもんです!

だから…
もう二度としないって言ってたけど、またやろう!
何かに挑戦して、あきらめないという自分の頑張りは、決して自分だけのものやないんやで!ダイ!(^^)v

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