クラブ員のレース報告

今日から不定期のはずが(^^;)
ではクラブ員のレース報告です。
鯖街道ウルトラマラソンでは、西川剛選手がAコースで堂々の3位に!
本人としては一昨年優勝、昨年準優勝ですから悔しいところでしょうが、なんのなんの立派な成績です。
800m級の山を3回登る76kmを、7時間で走るんですから、はっきり言って超人です。
で、KTCにはもう一人超人が!
それは同日開催となった日本最大級の100マイルトレイルレース、第一回ウルトラトレイル マウントフジに出場し、見事完走した木村克己選手。
距離156km
累積標高差8504m
制限時間48時間
鯖Aの2倍です(@_@)
出町柳でゴールしてから、また小浜に帰る距離です(@_@)
以下本人のコメントです。
「予想以上の激しい本物の山岳コース!雲海の富士の絶景☆充実したエイドステーション!大勢の方々に支えられながら、約41時間程かけてゴールしました♪仮眠を取ったら、最後は元気いっぱいでゴール出来ました♪9月の200マイル(330km)イタリアのトル・デ・ジアンに向けての良い練習になりました」

そして約半分、82kmコースに参加の山本彩選手も24時間台で完走です。
これまたスゴい。

おっと、鯖Aを初挑戦で完走した上山選手も忘れてはなりません。
毎日新聞の取材も受けました。
42kmの久多からは地獄で気を失いそうになったとか(^^;)

確かにそんな顔してるわ(^_^)
残念なのは3位の西川選手。
写真を撮り忘れてしまいました。
素敵なお顔のご披露は、またそのうちに(^^)/
これ以降、ほんとに不定期です(^^;)

鯖街道ウルトラマラソン その7 山本酒店から出町柳

ここまで引っ張ってきた鯖ネタも今回で最後です。
毎日お付き合いいただきありがとうございました。
これをもちまして、また不定期更新のいつものHPに戻ります。
ご容赦くださいm(__)m
ではレポートの続きです。
最後の選手と一緒に38km地点の山本酒店に到着したのは11時40分。
関門の川合まで2kmを残してすでにタイムオーバーです。

よって残念ながら大阪のトライアスリートさんは、梅の木からの回収バスに乗ることに。
約20人のリタイア選手とともに出町柳に向かいます。
一方、Bコースの選手はこの梅の木を10時にスタート。
42km先の出町柳を目指します。

途中の川合で、AコースとBコースのスイーパーが交代。
Aコースの4人は回収バスに同乗して出町柳に向かいました。
さてBコースを含めた後半ですが、ここからこそいろいろなドラマがあったことでしょう。
ただ、残念ながら管理人AもBもお役御免となったため、川合以後の詳細はわかりません。
申し訳ありません。
藤井リーダーから送られてきた久多からオグロ坂の登りの様子です。

その後、八丁平、大見、杉峠、花背、鞍馬、市原とエイドを経由した選手たちは、疲れ切った体を最後の西賀茂エイドで癒します。
そこに控えるのが松田さん。
以前ご紹介しましたトマトおじさんです。

甘ーいミニトマトが飛ぶように売れたそうです。
そして、「トマトおじさん」と声をかけてくれた選手がなんと、3人も!(少なっ(^^;))
いやいやありがたいことです。
ふらふらの中でも覚えてくれていたんですから。
松田さん、熱い握手を交わしたそうで、感激されてました。
来年は、目指せ5人(^^)/
さて、ここまで激走してきた選手たちは、残り5kmに苦しみます。
それは、鴨川の同じような景色の中を走るため。
以前、残り5kmからの距離表示がほしいとの声があったため作りました。
こんなのを。

みなさん、見ていただきました?
ゴールまで1kmごとに松田さんがセッティングしてくれたんですよ。
ただ問題点が。
ビールの絵が描いてあったため、ゴールしたらてっきりもらえるものだと思ったという声が。
あっなるほど!と納得したのと同時に申し訳なく思いました。
すみません、ビールは有料ですm(__)m
来年は、ビールの絵の下に「有料:150円」とマジックで書いておきます(^^;)
残り1km。
選手の背中を何人か。

あの橋の下がゴールです。
あと100m!

そして感動のゴール(^^)/
やったー(T_T)

ゴール後は、みんなとっても苦しそうです。
足の痛みに堪えてます。
でも、どの選手も走りきった満足感に笑顔が弾けます。

ここに至るまでにたくさんのドラマがあったことでしょう。
それは一人ひとりに。
スタッフ一同、そのお手伝いをさせていただいたことに感謝しつつ、来年またみなさんにお目にかかることを楽しみにしています。
鯖街道ウルトラマラソンに関わったすべての方に、
「ありがとうございました!」
第17回鯖街道ウルトラマラソンは、大盛況のうちに終了しました。
そして、そして、このレポートもこれにて終了です。
うーん、長かったー(>_

鯖街道ウルトラマラソン その6 ちょっといい話

百里小屋エイドから山本酒店エイドまでは9km。
この間、同じような風景が続き、しかもロードオンリーで、選手にはかなりきつい区間です。
そこに突然現れた小さなエイド。

みなさん、このエイド覚えていますよね?
かわいい女の子が二人いたでしょう?
残念ながら写真を撮る直前に、妹ちゃんはその場をちょっと離れたので写っていませんが。
そう、それは私設のエイド。
3年前、管理人Bがはじめてスイーパーをしたときのことです。
雨の中、道路から少し奥まった家の玄関の軒下に、小さなテーブルを置いて、そのうしろに二人はちょこんと座っていました。
テーブルの上には紙コップと飴の乗ったお皿。
ひょっとしてと思い、近づいて声を掛けてみました。
「自分たちでエイドをしてくれてるの?」
「うん」
とにっこり。
最初の選手が通り過ぎてから、最後の選手が来るまで、雨の中を2時間以上、二人でエイドをしていたのです。
寒かったので、二人は厚着をしていました。
きっと立ち寄る人は少なかったことでしょう。
それでもにこにこと笑いながら、話をしてくれたのが印象的でした。
去年も雨の中、女の子二人は、同じ軒下でエイドをしてくれていました。
そこへ駆け寄り、飴をもらい、
「毎年ありがとう!」
と言って、最後の選手とともに手を振りながら走り去ったことを思い出します。
そして今年…
少し大きくなった二人は、今度は家の前の川沿いの杉の木の下でエイドをしてくれていました。
テーブルのわきには使い切った大量の紙コップ。
「ものすごい人数で、紙コップが足らなくなっちゃった。」
と女の子。
そして袋の中からアンパンを取り出し
「これどうぞ!」
と。
「えっ、アンパンもあるの?」
どれだけの数の紙コップとアンパンを用意してくれたんだろう?
たくさんの選手がここに立ち寄ったんだろうな。
選手たちはこのエイドでどんなことを感じたんだろう?
前の選手が通ってから長い時間経っているのに、まだ待っていてくれたんだ!
と、いろいろな思いが頭の中を駆け巡りました。
しばらく会話をした後、お礼を言って、アンパンの甘さを噛みしめながら、前述のトライアスリートさんと一緒に歩き出しました。
100mほど行ったところで、言い忘れたことがあることにハッと気づき、あわてて引き返して、
「おっちゃんが一番最後やで。もう誰も来ないから片付けてな。ありがとう!」
と声をかけると、
「ありがとうございます。」
と満面の笑み…
「この子たち、毎年自分たちでメニューを考えて、楽しみながらしているんですよ。」
とそこへ現れたお母さん。
前日に、あれやこれやと二人でせっせと準備をしている姿が目に浮かびました。
その健気さと純粋な気持ちにただただ頭が下がります。
と同時に、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
二人が出会うたくさんの人々や一つひとつの経験が、二人が成長するための糧だとしたら、鯖街道ウルトラマラソンは、それを生み出す言わば土壌のようなものです。
この土壌を肥沃なものにしていくことこそ、我々大人に求められていることなのかもしれません。
二人の健やかな成長を願うばかりです。
ところで、上記の写真の説明を。
エイドを見つけた直後、トライアスリートさんに、このエイドは女の子二人による私設のエイドであることを告げました。
すると、カメラを構えた私より少し先に歩み寄り、女の子に話しかけました。
しゃがんでいるのは足が痛いから?
いえいえ、この方、痛いのは足ではなく胃です。
ではなぜ?
それは…
あえて女の子の目線より低い場所から話しかけようとしたから…
と私の眼には映りました。
忘れられないのは、疲れた体に活力を与えてくれたアンパンの甘さだけでなく、心が満たされ熱くなる、そんな1コマを演出してくれた、小さな小さなエイドでもあったのです。
つづく…
(大会へのご意見、ご感想、感動体験などがありましたらこちらまで)

鯖街道ウルトラマラソン その5 人それぞれ

百里小屋エイドを出てしばらく行くと、歩いている選手がひとり。
足は全然痛くないけど、走ると胃が痛くなるため歩くことしかできないとのこと。
その方は、宮古島や珠洲などロングのトライアスロンを専門にされているそうです。
大阪で会社を経営されていて、ストレスが多いため、胃が痛くなってしまったとのこと。
トライアスロンやマラソンをすることが、仕事のマネジメントにも生かされていると話しておられました。
380人もの選手が走り去った後、このトライアスリートさんと最終スイーパーの管理人Bのオヤジ二人が、9km先の山本酒店エイドを目指し、1時間以上ひたすら歩き続けます。
トライアスロンのこと、家族のこと、仕事のことなどを話しながら…
太陽の光を背に受け、爽やかな5月の風に吹かれながら…
って、あんまり想像したくない?(^^;)

スイーパーをしていると、いろいろな人と会話をする機会があります。
スタート直後に、お腹が痛くて何度もトイレに駆け込んでいた大阪の選手。
そういえばこの方もトライアスリートでした。
岐阜から参加の女性3人組は、あちこちのトレランレースに出場しているとのこと。
制限時間を気にしながらも、めっちゃ楽しそうにほぼ最後尾を走っておられました。
無事完走できたのか心配(^^;)

亀岡からお越しの女性は、手術直後で満足に走れないけど、気に入っている大会なので途中まででも頑張りたいとのこと。
来年は夫婦での参加を予定されています。
東京から来た管理人Bの知人は、去年と同じペースのつもりが、気が付くと最後尾に。
2週連続のレースにバテたか!
私の顔を見て、あわてて走り去って行きました(^^;)
奈良からお越しの男性は、去年はBコースを完走したので今年はAコースに初参加。
なんとか完走したいけど、前日ほとんど眠れなかったため、かなり辛そうでした。
すべての選手が、それぞれいろいろな思いを抱いて参加されている大会です。
そのお手伝いをさせていただくことに誇りとやりがいを感じます。
それだけに責任の重さをひしひしと感じます。
さて、前述の会社経営のトライアスリートさんと一緒に歩いている途中、あるエイドにたどりつきました。
それは公式のエイドではなく…
つづく…
(まだやるか?(^^;)←管理人A)
(まだやるで!(^^)v←管理人B)
(大会へのご意見、ご感想、感動体験などがありましたらこちらまで)

鯖街道ウルトラマラソン その4 焼尾地蔵から百里小屋

焼尾地蔵から20kmロードが続くのですが、途中20人ほどの選手がコースミス。
10分ほど先を行く管理人Aのスイーパー長からトランシーバーで連絡が入り、ちょっとあせりました。
「鯖街道はこちら」の小さな看板がある場所で、コースの封鎖に気づかなかった人がいたのです。

これはかつての鯖街道で、トレイルがやや急斜面のため回避していたコースです。
距離は1kmと短いのですが、危険を避けるために今は使っていません。
時すでに遅しの感はあるのですが、300番台以降の選手が通るときには間違えないようにとテープで封鎖しました。
すぐに正規のルートに合流するのでそんなに心配はないのですが、次回から気をつけます。
コースミスをされた選手のみなさん、申し訳ありませんでしたm(__)m
ここから4km先に27km地点の百里小屋。
そこまではこんなのどかな原風景が。
思わず癒されます。

そして百里小屋到着。
さあそーめんを!と思ったらすでに売り切れて、かなり意気消沈(T_T)
で、写真を撮るのを忘れてしまいました(^^;)
こちらは以前撮ったもの。

一息ついたあと、最終の選手とともに11km先の関門、川合を目指します。

が、行けども行けども同じような風景が…
ここが我慢のしどころです。
つづく…
(頑張るなぁ(^^)←管理人A)
(頑張るで!(^^)←管理人B)
(大会へのご意見、ご感想、感動体験などがありましたらこちらまで)

鯖街道ウルトラマラソン その3 根来坂峠から焼尾地蔵

レポートの前にこちらを
5月22日(火)の毎日新聞京都版より

さて今回は根来坂峠から焼尾地蔵まで。
ここは下りオンリー。
その途中にこの景色。
滋賀から京都へかけての山並がきれいです。
あの山のずっと向こうを目指します。

途中でロードに出て、100mでまたすぐトレイルへ。

22km地点でロードに出て、焼尾地蔵からは延々とロードが続きます。

前日に引いた下手くそな誘導ラインが、まだ残っているのを見てなぜか感動(^^;)
このあとは、ひたすらロードを下ります。
その距離約20km。
ハーフマラソンです。
もはやみんな感覚が麻痺してます(^^;)
ところで、なぜ林道があるのにわざわざトレイルがコースになっているの?と疑問に思った方へ。
実は、この林道は鯖街道ウルトラマラソンがはじまったときはまだなかったんです。
つまりこのマラソンがきっかけでできたようなものとのこと。
なので、あえて初期からのトレイルコースを使い続けているというわけなんです。
ところが、これがあだとなって…
つづく…

鯖街道ウルトラマラソン その2 鯖街道トレイル入口から根来坂峠

今回は鯖街道の入口から根来坂峠まで
ここからトレイルコースが約2km続きます。

みなさん、山の中で順位をカウントしてくれていたボランティアさんに会いました?
何番とカウントしてもらいました?
スイーパーの管理人Bは、376番目でしたよ^^
ちなみに管理人Aは319番、キヨシ君は320番と、管理人Bよりやや前で選手サポートしていました。
このあと一旦林道に出て、再び約3kmのトレイルコースに入ります。

ここで福井県のボランティア「小浜走友会」「小浜山の会」「さみどり会」の方々とお別れです。
長時間にわたり、コース誘導及び3ヶ所のエイド運営ありがとうございました。
うしろを振り返ってお礼を言いました。
そして、大声で
「また来年お願いしまーす!」と(^^)v

余談ですが、前日、さみどり会の方々約10人が小浜まで来られました。
KTCから今までのお礼を述べ、今後の協力をお願いしました。
快いお返事をいただき、また来年以降も村の年中行事の一つとして位置づけ、協力してくだるとのことです。
ありがとうございます。
さて、このあと険しいトレイルが続きます。
時々走っても、ずっとはまず無理…
でも、トップ選手は歩かないそうですよ。
海抜2mの小浜をスタートして、約3時間後の9時6分、最高地点の標高875mの根来坂峠に到着。
長かった~(@_@)
でもまだ距離約20km。
あと56kmも残っています^^;

つづく…
(上位のリザルトはこちら)

鯖街道ウルトラマラソン その1 スタートから鯖街道トレイル入口

一夜明けて選手のみなさん、体調はいかがですか?
去年の雨に比べるとかなり条件は良かっただけに、張り切りすぎてぐったりの方もおられるかもしれませんね(^^)
いやいや元気いっぱい!という方は、早朝の金環日食を楽しまれたのでは?
しかし、スゴい天体ショーでしたね(^^)v
さて、鯖街道ウルトラマラソンを振り返ってみましょう。
と言っても、管理人AもBもスイーパーだったので、ほぼ最後尾の情報しかありませんが(^^;)
Aコースは朝6時スタート。

直後は380人の選手が長い隊列を組んだかのようです。

約10キロ走って最初のエイドは、下根来。
地元さみどり会の方々がボランティアをしてくださいました。

ここを過ぎてすぐ後ろを振り返ると、白い壁面がよく目立ちます。

15キロ地点の上根来。
数件の集落ですが、住んでいるのは2軒だとか。
そのうちの1軒がいつもトイレを貸してくださいます。

そしていよいよトレイルコース。
岐阜から来られた仲好し3人組は余裕のポーズ?

つづく…

鯖街道ウルトラマラソン大会当日

朝6時にAコース、10時にBコースがスタートしました。

トレイルコースもいい条件です。

そして午後2時過ぎから、ぞくぞくと選手がゴールしました。

出町公園のあちこちで、楽しそうな笑い声が響き渡っています。

選手のみなさん、ボランティアをはじめスタッフのみなさん、お疲れ様でした。
大会は無事終了しました。
詳細はまた後日(^^)/

鯖街道ウルトラマラソン直前情報⑪前日編その2

スタートの横断幕セッティング完了!
なかなかいい感じです!(^^)!
Aコースの選手がぞくぞくと受付けを済ませています。

明日はいい天気になりそうですよ!

ということは、めっちゃ暑くなりそうってこと。
Bコースのみなさんも今日は早く寝ましょうね!
ほんでもって一夜明けると、いよいよスタートです。
選手のみなさん、
山ですれ違う人がいたら、一声かけて路を譲ってあげましょう。
手を振って応援をしてくれる人がいたら、手を振り返してあげましょう。
選手同士で会話をしながら、時に励まし合いながら走りましょう。
エイドで名物を味わいながら、疲れた体を癒すとともに英気を養いましょう。
そして、最後は…
飛び切りの笑顔でゴールしましょう!
新緑の鯖街道で、スタッフ一同、全力でみなさんをサポートします!
すべての選手の完走を祈りながら…
では明日(^^)/